2014-01-01から1年間の記事一覧
宝塚観劇歴22年にして初めて、全演目を生で観ました。今まで東上しないバウホール公演はけっこう見送ってきたのですが、『ヴィクジャズ』も『ガーシュイン』も観ておけばよかったという思いがのちのちどんどん募り、今年はせっせと遠征したのでした。役替…
2013年の総括はこちらとこちら。 2014年、濃い一年になりました。いろいろとエポックメイキングな年でもありました。 観劇回数としては、きちんと数えているここ4年で最多観劇回数を記録した2013年を、あっさり更新してしまいました。 それくら…
宝塚大劇場、2014年9月26日ソワレ(初日)、27日マチネ、10月21日マチネ、ソワレ(新人公演)。 東京宝塚劇場、11月26日ソワレ、30日ソワレ、12月2日ソワレ、9日ソワレ、11日ソワレ、27日マチネ(前楽)、ソワレ(千秋楽)。 イ…
兵庫県立芸術文化センター、2014年11月29日マチネ(初日)、ソワレ。 東京芸術劇場、12月5日ソワレ、7日マチネ、16日マチネ。 まつもと市民芸術館、12月20日マチネ(千秋楽)。 1973年、ポルトガル。独裁政権から続く圧政により、アフ…
新国立劇場、2014年12月15日マチネ。 物理学者のマリアン(鈴木杏)と養蜂家のローランド(浦井健治)が出会ったのは晴れた日のバーベキュー場。そのとき彼には妻がいた。あるいは雨の日のバーベキュー場、そしてふたりは恋に落ちた。いつしか別れて…
多分そのうちカテゴリーを作ると思いますが、とりあえず今のところは。 みっちゃんのことは月組下級生時代から知ってましたし、上手いことはわかっていました。 ただトップスターになるにはタイミングその他いろいろな要因が必要だとも思っていました。 来る…
赤坂RED/THEATER、2014年12月12日マチネ。 公式のあらすじがないので説明しがたいのですが…東北のとある寂れた遊園地の、キャバレーと名づけられたステージでのお話。 作・演出/山崎洋平。全一幕。 ミュージカル、というよりは音楽劇、…
宝塚バウホール、2014年12月6日マチネ。 14世紀カスティリア王国に生まれたドン・ペドロ(麻央侑希)とエンリケ(十碧れいや)、ふたりの王子の物語。国王アルフォンソ11世(十輝いりす)は愛妾とその一族、そして彼女との間に生まれた子供たちを…
シアタートラム、2014年12月1日ソワレ。 海水と淡水が混じり合う場所、汽水域。フィリピンの河口でウナギの密漁をしていた少年は、自らのルーツを求めて日本へ向かう潮流に乗る。過去を問い直すことの根幹にはアイデンティティの探求が必ず含まれてい…
梅田芸術劇場、2014年11月28日ソワレ。 夜の街にジャズの音色が響き、マフィアが暗躍する1920年代、禁酒法時代のアメリカ・イリノイ州シカゴ。夫と浮気相手の妹を殺害した元ヴォードヴィルダンサーのヴェルマ・ケリー(この日は湖月わたる)が現…
神奈川県民ホール、2014年11月23日マチネ。 宝塚歌劇では1977年に初演、最近では宙組本公演、月組梅芸公演で上演された演目の全国ツアー版。全2幕。 植爺脚本でも『風共』は『ベルばら』よりは出来としてマシだと私は思っていて、かつスカーレ…
日本武道館、2014年11月22日ソワレ(初日)。 トータル・プロデュース、振付/SAM、構成・演出/石田昌也。真矢みき以来16年ぶりの現役生徒によるライブ・コンサート。全1幕。 運良く友会でアリーナが当たり、行ってきました。とても楽しかっ…
帝国劇場、2014年11月18日ソワレ、20日ソワレ。 2005年に中川アッキー版を観たときの感想はこちら。 そんなワケでそんなにいい印象を持っていなかったのですが、世間の評判は良くてその後も何度か再演されていたので、久々にまた出かけてみま…
宝塚大劇場、2014年8月25日マチネ、9月6日マチネ。 東京宝塚劇場、11月6日ソワレ、11日ソワレ、13日ソワレ。 オーストリー=ハンガリー帝国の皇妃エリザベート(蘭乃はな)暗殺事件から100年あまり、煉獄の裁判所では今もなお実行犯ルイ…
新国立劇場、2014年11月12日マチネ。 ひとり暮らしの叔母(江波杏子)から何十年も音信不通だった甥(温水洋一)のもとに「年齢だ、もうじき死ぬ」との手紙が届く。甥は取るものもとりあえず駆けつけて積極的に世話をし始めるが、叔母は打ち解けない…
シアターコクーン、2014年11月8日ソワレ。 1871年9月、パリのモーテ・ド・フルールヴィル家に16歳の少年アルチュール・ランボー(岡田将生)が現われた。彼の詩才に驚嘆しパリへ呼び寄せたのは、すでに詩人として名声を得ていた27歳のポール…
パルコ劇場、2014年11月7日ソワレ。 とある女流新人文学賞の選考会、審査員はふたり。『源氏物語』で一躍注目を集め、若手女流作家として飛ぶ鳥を落とす勢いの紫式部(長澤まさみ)と、『枕草子』が大ベストセラーになり、エッセイストとして確固たる…
宝塚バウホール2014年11月1日マチネ。 19世紀初頭、イタリアの小国パルムは大公エルネスト4世(一樹千尋)に支配される陰惨な専制君主国家だった。パルムの名家に生まれた美青年ファブリス(彩風咲奈)はナポリの神学校を卒業し、聖職者として新た…
日生劇場、2014年10月15日ソワレ、23日ソワレ、24日マチネ。 19世紀末のパリ。公爵家に生まれながら、自らが信じる正義のため、真実の報道を使命としたアラン・ド・オルレアン(早霧せいな)はル・ジュールナル新聞社を設立し、若き新聞王と呼…
野方区民ホール、2014年10月22日ソワレ(初日)。 20××年、ついに秘密保護法違反の逮捕者が出た。メディアの取材合戦にもかかわらず、検察・警察は秘密保護法を盾に事件の内容を一切明らかにしない。裁判当日、姿を現した被告人はなんと普通の市民…
新国立劇場、2014年10月17日ソワレ。 イギリスのワイト島にあるテラスハウス。その家の住人であるマデリン(若村麻由美)の元をフランシス(久世星佳)が訪れる。専業主婦だったフランシスは今では流行作家になり、夫・マーティンの長年の不倫相手だ…
というワケで『New Wave!-花-』『New Wave!-月-』のスカステ放送録画を観ては宙組版を想像してムヒムヒする日々を過ごしています。 見慣れてメンタルを強化していかないとバウで倒れるかもしれませんしね(笑)。 というか真面目に企画…
赤坂区民センター、2014年10月12日マチネ。 ある古い本屋のオープンの日、新しいオーナーのジェーン(麻乃佳世)は子供の頃からの夢がかなって希望にあふれていた。しかしそこは怖い噂で評判の本屋だった。真夜中、突如ジェーンの前に現れたのは、こ…
シアタートラム、2014年10月9日ソワレ。 中東系カナダ人のナワル(麻実れい)はずっと世間に背を向けるようにして生き、実の子である双子の姉弟ジャンヌ(栗田桃子)とシモン(小柳友)にも心を閉ざしていた。ナワルは謎めいた二通の手紙を公証人(中…
わあ、韻を踏んでるね! …テレ隠しです。スルーしてください。 全世界に向けて発信している時点でアレですが、でも日記って本来は自分のためだけに書くものだから! マジで備忘録として、また日記として書いています。生温かく見守って、かつスルーしてくだ…
東京宝塚劇場、2014年9月30日ソワレ。 1929年夏、第一次世界大戦後の好景気に沸くアメリカ、ニューヨーク。さまざまな国からさまざまな階級の人々が夢と欲望と快楽を求め集うこの街で、誰もが羨むアメリカン・ドリームを実現させたのがオットー・…
私の宝塚歌劇初観劇は1993年6月の花組東京公演『メランコリック・ジゴロ/ラ・ノーバ!』でした。 その後すぐに買った「歌劇」がカナメさんのサヨナラ特集号だったのをよく覚えています。その後月組も観に行くようになりましたが、初めて観たのはユリち…
東京芸術劇場、2014年9月23日マチネ。 画廊を営むエマ(松雪泰子)、出版社を経営するロバート(長塚圭史)、作家エージェントのジェリー(田中哲司)。「逆行」していく時間の中で、不確かな現実が浮き彫りになっていく。真実と偽りとははたして区別…
名前負けしちゃってる牧村姫愛と、ダンス教室の息子なのにダンス嫌いの男の子、南たんご。パートナーがいなければ成り立たない世界一ロマンチックなスポーツ、「競技ダンス」を通して出会ったふたりに、ジュニアダンス界きっての華形カップルも巻き込んで、…
市川文化会館、2014年9月7日マチネ、ソワレ。 イズミティ21、9月13日マチネ、14日マチネ。 ニトリ文化ホール、9月20日マチネ、21日マチネ。 18世紀末フランス、栄華を誇ったブルボン王朝は翳りを見せ始め、王妃マリー・アントワネット(…