2014-01-01から1年間の記事一覧
シアターオーブ、2014年9月11日マチネ。 初来日公演時に観劇したときの感想はこちら。 今回プログラムを購入しなかったのですが、「アドベンチャーズ・イン・モーションピクチャーズ」という団体名ではもう活動していないのかなあ? というか「マシュ…
世田谷パブリックシアター、2014年9月10日ソワレ。 1980年代の英国。高校の進学クラスで学ぶ8人の生徒たちは、オックスフォードやケンブリッジなど名門校を目指し受験勉強に励んでいる。校長(安原義人)はひとりでも多く名門校に入学させたいが…
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は「妖精さん」のものだったりします。平均身長10センチで三頭身、高い知能を持ちお菓子が大好きな妖精さんたち。私はそんな妖精さんたちと人との間を取り持つ「調停官」となり、故郷クス…
青山劇場、2014年9月9日マチネ(Aバージョン)。 ニューヨーク・マンハッタンでインディペンデント系の映画監督として数々のヒット作を生み出していたユーリ(蘭寿とむ)は、映像カメラマンのヒロ(Aバージョンではジュリアン)と暮らしていた。仕事…
宝塚バウホール、2014年9月6日ソワレ(初日)。 16世紀、ヴァロア王朝下のフランスはカトリックとプロテスタントの対立が貴族の勢力争いと結びつき、崩壊寸前にあった。フランス国王シャルル9世(秋音光)の母后カトリーヌ・ド・メディチ(純矢ちと…
シアタークリエ、2014年9月2日ソワレ(初日)。 車の整備士として働くギイ(井上芳雄)は伯母のエリーズ(出雲綾とふたり暮らし。恋人のジュヌヴィエーヴ(野々すみ花)との結婚を夢見るが、ジュヌヴィエーヴの母で傘店を経営するエムリー夫人(香寿た…
といってもタカラジェンヌのにしか行ったことがありません。松田聖子とか小林幸子とかすごそうだし楽しそうですけれどね。 最初に行ったのはなんだろうなあ、覚えてないなあ。わりと宝塚歌劇を観始めてすぐの頃に、ワケもわからず先輩に連れて行かれたんだと…
清く正しい童貞・有田青年と深く濃ゆ~いゲイ・白洲くんの嬉し恥ずかし青春譜。 完結巻購入時の感想はこちら。当時はなんかぴんと来ないまま、それでも愛蔵していたんですね。 て、久々に再読したのですが、なんかすごく萌えました。そしてするりとハマった…
密室で行われ、守秘義務があるため外からはうかがい知れない。呼称や資格が乱立し、値段はバラバラ。「信頼できるセラピストに出会うまで5年かかる」とも言われる。「心」をめぐる取材はそんなカウンセリングへの不審とある論文をきっかけに始まった。心の…
EX THEATER ROPPONGI、2014年8月29日ソワレ。 5人の男たちがある女性の葬式に参列している。彼女の名はローラ・モンテス(黒木メイサ)、19世紀でもっともスキャンダラスな禍々しいほどの美貌を持った魔性のダンサーである… 演出…
青山劇場、2014年8月28日マチネ。 北島マヤ(貫地谷しほり)は姫川亜弓(マイコ)を抑えて『奇跡の人』ヘレン役でアカデミー芸術祭助演女優賞を獲得し、大河ドラマに出演することになる。しかし華やかなテレビ業界でマヤを待っていたのは嫉妬渦巻く残…
シアタードラマシティ、2014年8月24日マチネ(前楽)、ソワレ(大千秋楽)。 東京公演の感想はこちら。 ドラシティは銀河に比べて少し舞台が大きく、照明が明るかったようでした。装置の白壁がポスタービジュアルのキャンバス状なのがよくわかりまし…
赤坂RED/THEATER、2014年8月23日ソワレ。 舞台はアメリカのどこにでもいそうな中流階級の夫婦のベッドルーム。今日はアグネス(霧矢大夢)とマイケル(この日は柳瀬大輔。福井貴一とのダブルキャスト)の結婚式。永遠の愛を誓ったふたりの…
文化シャッターBXホール、2014年8月22日ソワレ(初日)。 ロンドン郊外の田舎村にあるはちみつ屋「ちっちゃなブンブン(タイニー・ブーン)」の店主メイベル(羽良悠里)のもとに、ある日ひとりの役人がやってきた。はちみつ管理局の役人ロイ(華波…
東京宝塚劇場、2014年8月7日ソワレ、16日マチネ、19日ソワレ。 魔物と見まごうばかりの怪馬・松風に跨り、朱槍を振りかざす天下の傾奇者・前田慶次郎(壮一帆)は、かつては尾張の荒子城主・前田利久の嫡男としてその家督を継ぐ立場にあった。だが…
今多コンツェルン会長室直属目グループ広報室に勤める杉村三郎は、ある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。事件は三時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが…『誰か』『名もなき毒』に続くシリーズ第三弾。 テレビドラマ版も楽しく見てい…
ローラ・モンテス、美貌のダンサーにして女優。「伝説の悪女」の波乱万丈な人生を綴る。 月末に『VAMP』を観る予定なので、原作小説ということで読んでみたのですが、このタイミングの刊行ということは舞台の企画の方が先にあって、これはそれをノベライ…
LAでミステリ専門の書店を営みながら小説を書くアドリアン・イングリッシュのもとをふたりの刑事が訪れる。従業員であり友人であるロバートが惨殺されたのだ。前日レストランでロバートと口論して別れたアドリアンに、殺人課の刑事・リオーダン派疑いの眼…
東京芸術劇場シアターウエスト、2014年8月10日マチネ。 ここはかつて日本の首都だった街。しかし数十年前に起きた壊滅的な地震のため、街並みはすっかり荒廃し、後退した海岸線には積み石が詰まれて賽の河原のようにも見える。そこに若い男(早乙女太…
万城目ふみはしっかり者の幼なじみ・奥平あきらについつい頼ってしまう泣き虫文学少女。あーちゃんはふみの親友で相談役で初恋の相手でもあるのだが…湘南にあるふたつの女子高を舞台にしたガール・ミーツ・ガールストーリー。 途中、画材が変わったのかペン…
鏡子に会うのは彼女が離婚してからは初めてで、かなり久しぶりだった。彼女とは大学の同級生でサークル仲間、卒業してからも割に連絡は取り合っていた。ただ彼女は就職して半年で結婚してしまったので、それからはさすがに連絡も頻繁にとはいかなくなってい…
銀河劇場、2014年7月31日ソワレ(初日)、8月1日ソワレ、3日マチネ、ソワレ(千秋楽)。 時は1980年、メキシコの病院とタマラ・ド・レンピッカ(大空祐飛)の絵の世界が交錯する… 脚本・演出/児玉明子、音楽監修/和田俊輔、振付/KAZUM…
LAPIN ET HALOT、2014年8月2日ソワレ。 出会い系サイトで知り合ったタツキとミツコはメル友になるが、なんとなくしっくりいかない。勘違い、ときには喧嘩、仲直り、そして…笑いあり涙あり、歌ありのメール朗読劇。 作・構成/宮川浩、作詞…
日本青年館、2014年7月24日マチネ、ソワレ、28日ソワレ(千秋楽)。 20世紀初頭のイギリス。新しい世紀の幕開けとともに、これまでの体制が変貌の兆しを見せ始めた頃。学生時代最後の夏を避暑地で過ごすドナルド・ドースン(凪七瑠海)と伯爵家次…
博多座、2014年7月20日ソワレ。 本公演の感想はこちら。 和物ショーは冒頭の100の人文字がなくなったのは寂しかったですが、あとは大過ない感じ。 よさこいでちなつの代わりに入ったのはあーさ。としちゃんがはんなり微笑みながら優しく踊り、あー…
世田谷パブリックシアター、2014年7月10日ソワレ。 1920年代初頭、ドイツの著名な心理学者グラチェン・シュワルツ博士の屋敷で火事が起こった。博士は亡くなったが、博士の四人の養子たち、ハンス(小西遼生)、ヘルマン(上山竜司)、アンナ(音…
病院で行方不明になった女児。地区大会で記録を出した美少女。事件現場に現われた潔癖症の刑事。すべてがゆっくりと絡み合い出す… 少女漫画家は長く活動していると、キャラクターやストーリーの作り方が時代の流れからずれること以上に、絵がまず枯れたり乱…
新国立劇場、2014年7月4日ソワレ。 現代のイタリア、ベネツィアにあるホテル・アマンテス。国際映画祭の華やぎの中、高齢の夫を看取ったばかりの元大女優ロザーウラ・デ・ビゾニョージ(大竹しのぶ)がこの地を訪れていた。彼女のハートと女優復帰作の…
日生劇場、2014年7月3日マチネ。 破天荒な黒人クラブ歌手デロリス(この日は瀬奈じゅん)は殺人事件を目撃したことでマフィアのボス・カーティス(この日は大澄賢也)に命を狙われるハメになり、警察の指示でカトリック修道院に匿ってもらうが… 音楽/…
宝塚バウホール、2014年6月28日マチネ。 1833年初夏、普段は学校の寄宿舎で生活するウラジミール(柚香光)は夏の休暇を別荘で過ごすため、父ピョートル(瀬戸かずや)、母オリガ(桜一花)と共にネスクノーチエを訪れていた。オリガは婿養子であ…