駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

宝塚歌劇星組『ロミオとジュリエット』

梅田芸術劇場、2010年7月22日ソワレ、23日マチネ。 イタリアのヴェローナに古くから続くふたつの名門、モンタギュー家とキャピュレット家は、何代にもわたって争いを繰り広げてきた。当代のモンタギュー卿(にしき愛)とキャピュレット卿(一樹千尋…

今週の言葉

「しかたないよ。人は誰でも、他人を自分の思うようにはできないんだ」 上田早夕里『ラ・パティスリー』より

今週の言葉

私は港の息づまるような 澱んだ空気に堪え切れなくて、 港の外は嵐であっても、 帆をあげたいのです。 太宰治『斜陽』より

『椿姫』

新国立劇場オペラハウス、2010年7月1日ソワレ。 1840年ごろのパリ。劇場や舞踏会でひときわ目を引き、いつも椿の花を携えているマルグリット(この日はスヴェトラーナ・ザハラワ)は、今夜もサロンで華やかな宴を開いている。初めてサロンを訪れた詩…

『スカーレットピンパーネル』

東京宝塚劇場、2010年6月9日マチネ、12日マチネ、29日ソワレ。 18世紀末のフランス、王制が廃止され革命の嵐が吹き荒れているパリ。革命政府の恐怖政治に反感を抱くイギリス貴族パーシー・ブレイクニー(霧矢大夢)は、「スカーレット・ピンパーネ…

ウィーン観劇日記

6月18日から5泊7日でブダペストとウィーンを旅行してきました。 エリザベート巡り(^^)。 一緒に行った友達はつきあいが四半世紀に及ぶ高校時代の元クラスメイトで、彼女はこの地は二度目。以前は大学生バックパッカーとして貧乏旅行したといいます。そ…

今週の言葉

彼女は現実を無視せず、現実に屈しない。最悪の事態を現実がもたらすのを敢然と受けとめ、釣り合いのとれた正常な暮らしをつづけてそれに報復する。 ロバート・ゴタード『永遠に去りぬ』より