観劇記/タイトルか行
東京国際フォーラム ホールC、2025年11月19日11時(S席9,500円)。 ストラスブルクの大学で学ぶ若きゲーテ(永久輝せあ)は、偉大な法律家である父(高翔みず希)の意向で法曹界に進むことを求められていたが、詩作の情熱を抑えることがで…
立川ステージガーデン、2025年10月25日11時(2等席10,000円)。 2023年から3年連続で立飛ホールディングスが主催する特別公演。来年11月の開催も早くも発表されていて、素晴らしいことですね。私は、確か会場があまり舞台向きではな…
宝塚大劇場、2025年8月24日11時(S席8,800円)。 東京宝塚劇場、10月14日18時(S席9,500円)、16日18時半(新公S席4,200円)。 行き交う人々の活気あふれる1948年頃のニューヨーク。超大物ギャンブラーのスカイ(…
日本青年館ホール、2025年8月9日12時(S席14,500円)。 時は19世紀末。ブルゴーニュの田舎町に育ったシドニー=ガブリエル・コレット(明日海りお)は、14歳年上のウィリー(今井朋彦)と結婚し、華やかなパリへとやってくる。だが自称「…
新国立劇場小劇場、2025年7月11日19時。A席アトレ先行6,930円。 家族と疎遠な劇作家の定男(関口アナン)は、彼女(坂東希)を連れて帰省する。18年ぶりに家族5人が全員揃う夜、家族の他愛ない会話が続いていくが、定男に対してはどうも棘…
吉祥寺シアター、2025年6月3日19時。全席指定前売5,000円。 ひとりの軍人(岡本篤)とふたりの沖縄県民が逃げ込んだガマ。負傷した少尉は、部下を見捨て民間人を見捨てて退却し、その上死ねずにいることに苦悩している。野戦病院に動員されてい…
歌舞伎座、2025年4月9日11時(昼の部)。 文化9年、春の夕刻。西国の某藩で勘定方を務める伊納清左衛門(市川高麗蔵)の屋敷では、妻の妙(中村芝のぶ)と嫡男の菊之助(市川染五郎)がなごやかに話をしている。菊之助は一月後に元服を控えた、前髪…
世田谷パブリックシアター、2025年4月8日18時。 山深い場所にそびえ立つ大御門伯爵家の別邸、通称「幽霊屋敷」。そんな屋敷に暮らすのは、女主人・大御門カグラ(天海祐希)とたったひとりの使用人、「完璧なる執事」こと鎌塚アカシ(三宅弘城)。子…
歌舞伎座、2025年3月13日16時半(夜の部Bプログラム)、27日11時(昼の部Aプログラム千秋楽) 竹田出雲、三好松洛、並木千柳の合作により、1748年に人形浄瑠璃として初演。1701年に江戸城内で播州赤穂藩の藩主・浅野内匠頭長矩が高家…
新国立劇場オペラパレス、2025年3月8日14時(千秋楽)。 スペインのセビリア。伍長モラレス(森口賢二)が兵士たちと街を警護する。田舎娘のミカエラ(伊藤晴)が幼なじみの軍人ホセ(アタラ・アヤン)を探しに来て、モラレスたちにからかわれる。鐘…
宝塚大劇場、2024年11月21日13時、12月7日11時、12日18時(新公)。 東京宝塚劇場、2025年2月4日18時、26日18時。 19世紀後半、アメリカ。鉄道駅に多数の店舗を構えるレストラン「カーヴィー・ハウス」が西海岸に初進出。…
明治座、2024年11月22日16時(夜の部)。 昼の部の感想はこちら。 前半の『鎌倉三代記』は「絹川村閑居の場」のみ。 大坂冬の陣を題材に、江戸時代は出来事をそのまま劇化することが禁じられていたため鎌倉時代のこととして描いた『近江源氏先陣館…
宝塚大劇場、2024年8月24日11時、9月15日11時。 東京宝塚劇場、10月20日15時半、31日18時半(新公)、11月10日11時、13日18時。 内閣総理大臣、黒田啓介(礼真琴)。史上最悪のダメ総理と揶揄される彼は、ある日選挙の応…
すみだパークシアター倉、2024年10月18日19時(初日)。 諸君驚きたまえ/世界は謎でできている/だから謎は解かぬに限る/謎が解けたら/世界が無くなる… 作・演出・美術/串田和美、音楽/Dr,kyOn。全1幕。サブタイトルは「スフィンクス…
梅田芸術劇場、2024年8月23日12時。 市川市文化会館、8月31日12時。 1922年、秋のある朝。パリ郊外にあるフォンテンブローの森を散策していたクロード・ドゥ・ベルナール公爵(鳳月杏)は、ひとりの女性と出会う。神秘的な美しさを湛え大…
東京芸術劇場シアターイースト、2024年8月22日19時。 怪談は昔も今も変わらない。東へ西へ旅した八雲は知っている、この世は実に奇ッ怪だと… 原作/小泉八雲、脚本・演出/前川知大。2009年にシアタートラムで初演したものを、劇団公演としてリ…
歌舞伎座、2024年8月20日18時15分。 江戸末期、風が吹き荒れるある夜のこと。神職を生業とする信田家に何者かが押し込み、家の者が次々と殺されてしまう。その惨劇の中、信田の妻・美冬(市川笑三郎)は我が子を下男の権七(松本錦吾)に託して逃…
世田谷パブリックシアター、2024年8月17日14時。 もとは人見知りで平凡な女の子だった空中ブランコのりのキキ(咲妃みゆ)は、厳しい練習を重ね、今ではサーカス界のトップスター。鳥みたいに羽ばたくその華麗な技はいつも危険と隣り合わせですが、…
世田谷パブリックシアター、2024年7月26日19時。 ケベック・シティを拠点とするサーカスカンパニーによる、ティーターボード(シーソー)を使用したアクロバティック・パフォーマンス。作・演出/マキシム・ロレン、ユーゴ・ダリオ、出演/マキシム…
THEATER MILANO-Za、2024年5月26日12時(前楽)。 一幕は舞踊『正札附根元草摺』と『流星』。『正札~』は1814年初演の長唄舞踊で、幸若舞「和田酒盛」での曽我五郎と小林朝比奈の力競べを題材にしたもの。曽我五郎時致/中村虎…
梅田芸術劇場メインホール、2024年4月12日15時(初日)。 ウェスタ川越大ホール、4月27日15時。 1830年、ナポレオン失脚後、再び王政が復活したフランス・パリ。貴族たちは目まぐるしく変動する政情に不安を抱きつつも、しばしの安逸を貪…
シアタートラム、2024年4月9日18時。 ある日あるところに、棺桶を担いで五人の紳士たちがやってきた。どうやらこの棺桶は、彼らのうちのひとりが懸賞のハズレクジでもらった景品らしい。せっかくのもらいものを役立てるためには、誰かが死んでこの中…
日生劇場、2024年3月8日19時。 2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロ事件が発生し、アメリカの領空が突然閉鎖された。カナダの最東端ニューファンドランド島の小さな町ガンダーにも大変な知らせが飛び込んでくる。行き場を失った飛行機…
梅田芸術劇場メインホール、2024年1月20日15時半、27日15時半。 監修・演出/石田昌也、構成・演出・振付/三井聡、作曲・編曲/手島恭子、太田健、高橋恵、麻吉文、振付/御織ゆみ乃、原田薫、Seishiro。タイトルはGreatest …
宝塚バウホール、2024年1月25日11時半。 20世紀初頭のオーストリア。ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(夢奈瑠音)が主催した展覧会で、ひとりの画家が注目を集める。彼の名はエゴン・シーレ(彩海せら)。亡き父と同じ鉄道局員になって…
新国立劇場オペラパレス、2023年12月10日14時。 2020年シーズンにも観ていて、そのときの記事はこちら。 今回はアイゼンシュタイン/ジョナサン・マクガヴァン、ロザリンデ/エレオノーレ・マルグエッレ、フランク/ヘンリー・ワディントン、…
パルテノン多摩小ホール、2023年12月3日14時(千秋楽)。 作/アリス・カイパース、翻訳/八木明子、演出/田中麻衣子。音楽朗読劇、90分の全1幕。 大野いととの初演の感想はこちら。 今回はクレア/加藤梨里香、ピアノ演奏は松木詩奈。 再演以…
梅田芸術劇場メインホール、2023年11月17日15時半(初日)。 相模女子大学グリーンホール、12月2日12時。 19世紀。フランスの作家プロスペル・メリメ(凪七瑠海)はスペインのアンダルシア地方の旅行中にひとりの男と出会い、彼をモデルに…
東京建物ブリリアホール、2023年10月21日17時、29日17時(ともにALL回)。 1924年に花組、月組に次いで誕生した雪組が2024年に宝塚歌劇110周年とともに100周年を迎えることに先立ち、これまで受け継がれた伝統を祝い開催する…
歌舞伎座、2023年6月11日11時。 絵師の又平(市川中車)は女房おとく(中村壱太郎)と連れ立って、師匠である土佐将監(中村歌六)を見舞う。土佐の名字を授かりたいと、生来言葉の不自由な又平に代わり、口の達者なおとくが願い出るも、絵の道での…