駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

パラドックス定数『ズベズダ』

ザ・ポケット、2025年2月23日13時(第一、二、三部縦断上演)。 第一部は1947年~1957年。第二次世界大戦終結から一年、ソビエト連邦の天才ロケット設計士セルゲイ・コロリョフ(植村宏司)率いる第一専門設計局は、ナチスドイツが開発した…

通し狂言『妹背山婦女庭訓』

きゅりあん大ホール、2025年2月12日11時(第一部)、12日15時(第二部)。 文京シビックホール大ホール、2月20日18時(第三部)。 天智天皇の寵妃・采女の局に仕える久我之助は、雛鳥と互いに恋心を抱く。ところが久我之助は大判事家の嫡…

猿若祭二月大歌舞伎『鞘當/醍醐の花見/きらら浮世伝』

歌舞伎座、2025年2月19日11時(昼の部)。 ひとつめは四世鶴屋南北『浮世柄比翼稲妻』(1823年初演)の一場面で、『鈴ヶ森』と並び単独で上演されることが多いもの。仇同士がすれ違い、刀の鞘が当たったことから争いが始まって…というもので、…

藤間勘十郎文芸シリーズ其の五『其噂妖狐譚』

あうるすぽっと、2025年2月18日18時半(東京公演初日)。 玄奘法師(荒井敦史)はもとは漁師であったが、最愛の妹を狐の妖魔に殺されて出家した。修行の旅の最中、那須野原で道に迷い、俄かに見えた一ツ家に一夜の宿を借りる。そこの主である賤の女…

立春歌舞伎特別公演

大阪松竹座、2025年2月14日16時15分(夜の部)、2月15日11時(昼の部)。 昼の部は『本朝廿四孝』の十種香、『恋飛脚大和往来』の封印切、『幸助餅』の三本立て。 夜の部は『義経千本桜』の鼓ターンで、序幕は大内の場、堀川御所の場、同掘…

『ミセン』

めぐろパーシモンホール、2025年2月10日18時半。 囲碁のプロ棋士を目指し対局を積み重ねてきたチャン・グレ(前田公輝)だが、プロ棋士の採用試験に失敗し、後援者の紹介で大手貿易会社ワン・インターナショナルにインターンシップとして入社する。…

歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』

新橋演舞場、2024年12月5日17時(幸四郎ライ)。 博多座、2025年2月7日16時半(幸四郎ライ)、8日16時半(松也ライ)。 いつともしれぬ昔、どこともしれぬ島国。武力統一を狙う大国エイアンは、小国オーエに兵を進め、オーエは山国で森…

『ラブ・ネバー・ダイ』

日生劇場、2025年2月5日18時半。 前回観たときの感想はこちら。 直近で四季の『オペラ座の怪人』を観たときの感想はこちら。 この日はファントム/橋本さとし、クリスティーヌ/真彩希帆、ラウル/田代万里生、メグ・ジリー/星風まどか、マダム・ジ…

宝塚歌劇星組『にぎたつの海に月出づ』

宝塚バウホール、2025年1月31日11時半、2月2日11時半。 時は飛鳥時代。百済人の青年・智積(極美慎)は、留学生として大和にやってきた。推古天皇(瑠璃花夏)に拝謁するために小墾田宮を訪れた智積は、何かに怯えて震える寶皇女(詩ちづる)と…

「マグノリアホール開場15周年×逸翁コンサート100回記念 ~森奈みはる&白城あやか~」

マグノリアホール、2025年1月31日17時(初日) 何度も語って申し訳ありませんが、私の宝塚歌劇初観劇はヤンさん、ミハル、ミキちゃん時代の花組『メランコリック・ジゴロ/ラ・ノーバ!』でした。ちなみに月組はユリちゃんとヨシコの『風共』から、…

年金相談に行ってきました。

FP、占いに続く老後どうするねん日記、第三弾です(笑)。 私は新卒で就職して以後、一度も転職していないし結婚もしていないので、年金の計算がものすごくラクなタイプなのではないかと思います。「ねんきん特別便」なる通知を毎年もらっていて、これまで…