愛蔵コミック・コラム/著者名た行
萩尾望都『一度きりの大泉の話』(河出書房新社)を発売日に買って読み、2016年刊行時に買って読んでいた竹宮惠子『少年の名はジルベール』を再読し、今年3月に出ていたことを知らなった竹宮惠子『扉は開くいくたびも-時代の証言者-』(中央公論新社)…
ゲイの男子高校生・新見は、生徒会で一緒の澤根を誘ってセフレ関係を続けている。蓮根のことが好きだけど、ノンケの蓮根は普通に女の子が好きだから、この関係は男子校の中だけ。蓮根を好きだなんて伝えちゃいけない、いつか別れるときが来てもちゃんと受け…
講談社漫画文庫全12巻。 ある日ふらりと下町のドヤ街に現れた、天涯孤独な少年・矢吹丈。腕っ節の強さが元ボクシングジム会長の飲んだくれオヤジ・丹下段平の目にとまる。ボクサーを育てることに生涯をかける段平は、夢の実現を託そうとするが、丈は詐欺窃…
小学館少年サンデーコミックス全16巻。 変わらない日常に不満を漏らす日々を送る、中学生の烏丸英司。だが学校中で広まる「鳥男」の噂が、彼の変わらなかったはずの日常を大きく変えていくことに…!? 『結界師』がツボらず、というか酷評に近い感想を書い…
ネリが3年ぶりに再会した双子の弟・キリは、ネリそっくりな顔でネリがおよそ着ないような「可愛い」服に身を包んでいた。弟の女装に動揺したまま、ネリはキリの同居人・周防と知り合うが、男子校時代の友人だという周防がキリに抱く「ともだち以上」の感情…
大学生の澤は家庭教師先の高校生・七央に片思いしていた。七央は将来有望なバレエダンサーで、傲慢で甘え上手な少年。いつも彼女がいて、澤は振り向いてもらうなど考えてもいなかった。しかしある日、澤の色気に気づいた七央が… 雑誌でポツポツ読んでいたの…
小学館フラワーコミックス全17巻 19世紀後半。かつて父がその青春時代をすごした南仏のラコンブラート学院に、セルジュ・バトゥールはやってくる。学院の問題児ジルペール・コクトーと寮で同室になり、ふたつの魂の相克が始まる…少女漫画史に燦然と輝く…
小学館フラワーコミックス全8巻 紀元前1700年頃のエジプト。エステーリアはウルジナの侵攻に会い滅亡する。第二王子サリオキスは妹姫のナイルキアを河に流して逃がすと、自身は砂漠へ逃れるが…今も残る「エステーリア戦記」を伝える大ロマン。 卑近な感…
朝日ソノラマサンコミックス全3巻 音楽評論家のホルバート・メチェックが語る、夭折した天才ピアニスト、ハンネス・ヴォルフガング・リヒターと、その親友にして最大のライヴァル、ヴァイオリニストで指揮者のエドアルド・ソルティーとの魂の軌跡。 心が通…
集英社文庫、全2巻。 むせかえるよーな緑のにおいのする県立高校は勉強もスポーツもふつうって感じで、ほんとにのんびりしています。テニスがしたくてこの高校に入って3か月が過ぎて、やっと私も慣れてきたかなーと思っています…高校時代の初恋、友情、家…
集英社文庫、全2巻。 14歳の和希は母の誕生日に万引きをした。それが父と愛のない結婚をし、父の死後も変わらず学生時代の恋人と会い続けている母へのバースデー・プレゼントだ。転校生で「不良」の絵里に誘われて、暴走族の集会に顔を出すようになった和…
白泉社JETSCOMICS ヤングマルマルの編集者・山崎慎太郎は初めてひとりで一から起こした連載作品『サジとるるかのダイアリー』に夢中だった。そしてその作者である小西川もと子先生にも… ホントは漫画家漫画にあんまり興味がないのですが、なんとな…
小学館ビッグコミックススペシャル 短編集。表題作は、著者と妻が飼っていた老犬をみとるお話。短編ながら小学館漫画賞受賞。 おそらくはほとんどがノン・フィクションなのでしょう。私も15年飼っていた犬を亡くしたことがあります。涙なくして読めません。