2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
第一幕 ●プロローグ 小公子、小公女、バラの青年、バラの娘 ♪ごらんなさい ごらんなさい ベルサイユのばら(「ごらんなさい」) フェルゼン、アントワネット ♪愛 それは甘く 愛 それは強く(「愛あればこそ」) オスカル、アンドレ ♪白きばらひとつ清らかに咲く(…
2001年11月13日の論考(笑)です。 ***** 言わずと知れた少女漫画の傑作『ベルサイユのばら』(池田理代子/集英社マーガレットコミックス)は、1972年(昭和47年)から翌年にかけてのわずか82週に連載された作品なのですが、今なお読み次が…
正編は集英社マーガレットコミックス、全10巻。 外伝は中公文庫コミック版。 1755年、ヨーロッパにある三人が生まれた。スウェーデン貴族のハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。フランスのジャルジェ伯爵家の末娘、オスカル・フランソワ。そしてオ…
小学館フラワーコミックス全17巻 19世紀後半。かつて父がその青春時代をすごした南仏のラコンブラート学院に、セルジュ・バトゥールはやってくる。学院の問題児ジルペール・コクトーと寮で同室になり、ふたつの魂の相克が始まる…少女漫画史に燦然と輝く…
小学館フラワーコミックス全8巻 紀元前1700年頃のエジプト。エステーリアはウルジナの侵攻に会い滅亡する。第二王子サリオキスは妹姫のナイルキアを河に流して逃がすと、自身は砂漠へ逃れるが…今も残る「エステーリア戦記」を伝える大ロマン。 卑近な感…
朝日ソノラマサンコミックス全3巻 音楽評論家のホルバート・メチェックが語る、夭折した天才ピアニスト、ハンネス・ヴォルフガング・リヒターと、その親友にして最大のライヴァル、ヴァイオリニストで指揮者のエドアルド・ソルティーとの魂の軌跡。 心が通…
講談社漫画文庫全5巻 高校生の不動明は、親友の飛鳥了から、焼身自殺した考古学者の父・飛鳥博士の「恐怖の遺産」を受け取るよう言われる。博士は地球の先住人類デーモン、いわゆる悪魔を研究していたのだ。デーモンはよみがえりつつある。デーモンと戦って…
サントリーホール、2008年7月4日ソワレ。 演目はウエーバーのオペラ『オベロン』序曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番『皇帝』(ピアノは中村紘子)、交響曲第7番。指揮はラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス。アンコールはブラームスのハン…
四季劇場海、2008年7月3日マチネ。 オズの国にあるシズ大学に、緑色の肌をしたエルファバ(この日は濱田めぐみ)が入学してくる。彼女はマンチキン国総督の娘だが、父親は足の不自由な妹娘ネッサローズ(山本貴永)ばかりを可愛がっている。同級生たち…
サントリーホール、2008年6月24日ソワレ。 西本氏は大人気の女性指揮者で、TVCMなんかでもおなじみですよね。ファンクラブに入っていたこともあったそうな知人に、イロイロとレクチャーしていただきつつ、拝聴してきました。 曲目はドビュッシー…
新国立劇場中劇場、2008年6月19日ソワレ。 15世紀なかば、トランシルバニアの名門・ドラキュラ伯爵(松平健)は、勇敢な軍人であり学識豊かな学者でもあった。しかし、最愛の妻アマンダを流行病で亡くして我を忘れ、悪魔メフィスト(園岡新太郎)と…
東京宝塚劇場、2008年6月10日マチネ、6月17日ソワレ。 1930年代のイギリス、ロンドン近郊の高級住宅街メイフェアにあるヘアフォード家では、当主が亡くなったため、妹のマリア公爵夫人(出雲綾)が家を切り盛りしていた。遺言により当主のひと…
東京芸術劇場、2008年4月21日ソワレ。 サーカス団のエース・山下公平(坂元健児)は空中ブランコで後輩キャッチャーの内田(今奈良孝行)と息が合わず、落下を繰り返して情緒不安定になっていた。妻・エリ(高橋由美子)の勧めで近所の伊良部総合病院…
帝国劇場、2008年4月15日ソワレ。 16世紀末、セビリアの宗教裁判所の牢獄に、セルバンテス(松本幸四郎)が従僕とともに投獄されてくる。刺激に飢えていた囚人たちは新入りを小突き回し、あげくに牢名主(瑳川哲郎)が裁判をやろうと言い出す。セル…
銀河劇場、2008年4月7日ソワレ。 18世紀のヨーロッパ。スパルタの王女レオニード姫(朝海ひかる)は、正統な王位継承者である前王の遺児アージス(武田真治)に王冠を返そうと決意。隠遁生活を送るアージスの元へ忍んで行くが、彼を見た瞬間、一目惚…
文藝春秋。奈津、35歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。「外の世界」に出て初めてわかった夫の支配、男の嘘、抑圧されていた自らの性欲の強さ。もう後戻りはできない…第16回島清恋愛文学賞受賞作、第22回柴田練三郎賞受賞作、第4回中央公…
「女の人はさ、好きな事だけやらせておけばいつまでだって綺麗でいられるよ。どうして世の男は女性を束縛するのかな」 山崎マキコ『さようなら、スナフキン』より
講談社漫画文庫、全5巻。 18世紀末、イギリス・ドーバーにフランス人の幼い兄妹が置き去りにされた。兄のアントワーヌは失踪、残された妹のマリーベルはランバート公爵家に保護された。やがてマリーベルと跡取り息子のロベールとの間に幼い愛が生まれるが…
集英社文庫。 師の言うとおりにピアノを弾くことに疑問を感じた温子は、コンクールを逃げ出して原宿のホコ天に迷い込む。そこには素人バンドたちのにぎやかな音楽があった… 自分が楽器ができない分、音楽にものすごく興味があって、このジャンルの漫画も好ん…
集英社文庫。 ヴァイオリニストの父とピアニストの母を持つ小泉一家の四兄妹。末っ子の花梨は落ちこぼれ… 純粋で天然呆けでちょっとドジででもひたむきで、という主人公を描く才能はこの人にはあまりないんじゃないでしょうか。好感が持てるように描けていな…
東京オペラシティ、2008年3月10日ソワレ。 1953年、ハンガリーのブタペスト生まれ。 この日はBプログラムで、シューマンの『蝶々』と『幻想曲ハ長調』、ベートーヴェンの『テンペスト』『ワルトシュタイン』。 ここのコンサートホールは初めて来…
東京宝塚劇場、2008年3月4日ソワレ、6日マチネ。 20世紀のパリ。大富豪ドシャレット伯爵の遺言が発表され、後継者として長男のジョルジュ(水夏希)が指名される。ただし、半年以内に貴族か上流階級の女性と結婚することを条件として。親友のフィラ…
日生劇場、2008年2月27日ソワレ。 1985年、ニュージャージーのリッジフィールド。結婚式を盛り上げるウェディング・シンガーとして働くロビー(井上芳雄)は、明日には自分の結婚式を迎える。同じ結婚式場でウェイトレスとして働くジュリア(上原…
中日劇場、2008年2月20日ソワレ。 ジゴロのダニエル(真飛聖)は気ままな学生生活を送っていたが、パトロンに縁を切られ、生活に困ることになった。そこへジゴロ仲間のスタン(壮一帆)が設け話を持ち込んできた。預金者が死亡したり行方不明になって…
集英社文庫。 トップモデルの亜美は実の母を知らない。自分を捨てた母がデザイナーの鳳麗香だと知ったとき、交通事故に遭いモデル生命を断たれる。復讐のためにデザイナーを志した亜美だが… 「りぼん」掲載時、夢中でしたね。当時、自分の漫画を描くときに、…
集英社文庫、全2巻。 むせかえるよーな緑のにおいのする県立高校は勉強もスポーツもふつうって感じで、ほんとにのんびりしています。テニスがしたくてこの高校に入って3か月が過ぎて、やっと私も慣れてきたかなーと思っています…高校時代の初恋、友情、家…
集英社文庫、全2巻。 14歳の和希は母の誕生日に万引きをした。それが父と愛のない結婚をし、父の死後も変わらず学生時代の恋人と会い続けている母へのバースデー・プレゼントだ。転校生で「不良」の絵里に誘われて、暴走族の集会に顔を出すようになった和…
秋田文庫、全3巻。 17世紀後半のフランス。貧乏貴族の娘アンジェリクはおてんば娘。従兄弟のフィリップにほのかにあこがれていたが、トゥールーズの伯爵ジョフレとの縁組が決まり…太陽王ルイ14世のベルサイユ宮廷をも巻き込む一大グランド・ロマン。 原…
新潮文庫。 「愛ってなんだか知らないけれどそれでも私は愛してる」という巻頭言のショート・ストーリー44本。 妙に好きなのが、『一緒に暮らそう』というお話。まあ読んでみてください。
白泉社文庫。 適齢期をこえても結婚する意欲のない一橋みすずは家族の心配のタネ。そんな彼女にもプロポーズする男性が現れた。幼なじみの吉川弘文は誠実で二枚目で制服姿も凛々しいパイロット。だがその正体は、食欲の前にはプライドも男の意地もない「恐怖…