駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『お月さまへようこそ』

パルテノン多摩大ホール、2022年7月28日19時(初日)。 6名の俳優が6篇の短編の各役を複数演じる、詩情あふれる舞台。 作/ジョン・パトリック・シャンリィ、翻訳/鈴木小百合、演出/石丸さち子。全1幕。 そもそも四回公演二パターンの役替わり…

『ガイズ&ドールズ』

帝国劇場、2022年6月14日18時。 博多座、7月24日12時。 1930年なかばのニューヨーク。スカイ(井上芳雄)と呼ばれる大物ギャンブラーがいた。仲間のネイサン(浦井健治)は婚約者アデレイド(望海風斗)へのプレゼント代と賭場代を得よう…

宝塚歌劇雪組『ODYSSEY』

梅田芸術劇場、2022年7月23日11時半。 躍動感あふれるダンス・ショーケースと古今東西の名曲で綴る華やかな世界巡りのレヴュー。作・演出/野口幸作。今年1月に東京国際フォーラムで上演予定だったが全公演中止になり、当初とは一部メンバーが違う…

宝塚歌劇星組『めぐり会いは再び next generation/Gran Cantante!!』

宝塚大劇場、2022年4月23日13時(初日)、24日11時、5月30日13時(千秋楽) 東京宝塚劇場、6月18日13時半(初日)、23日18時半、28日18時半、30日18時半(新公)、7月5日18時半、19日18時半。 今より少し遠い昔、…

『クラウディア』

東京建物ブリリアホール、2022年7月12日18時。 愛を禁じられ、戦いに明け暮れる「根國」と「幹國」というふたつの民族しかない世界。神親殿(湖月わたる)という神が定めた絶対の掟に背いて、ふたつの恋が芽生えた。民族を越えて密かに育まれる愛と…

『風の谷のナウシカ 上の巻 白き魔女の戦記』

歌舞伎座、2022年7月9日18時半(七月大歌舞伎第三部)。 産業文明が起こってから千年後、文明は頂点に達し、生物さえ思いのままに作り変える技術を手に入れた人間は、ついには「巨神兵」という兵器を生み出し、その兵器を用いた「火の七日間」と呼ば…

『ザ・ウェルキン』

シアターコクーン、2022年7月8日18時半。 1759年、英国の東部サフォークの田舎町。「75年に一度天空に舞い戻ってくる」と言われる大彗星を人々が待ちわびる中、ひとりの少女サリー(大原櫻子)が殺人罪で絞首刑を宣告される。土地の有力者の娘…

海野つなみ『スプートニク』(祥伝社フィールヤングコミックス)

より働きやすい職場を求め、上司に辞表を出した浅利千尋。すると上司の羽鳥汐路も「私も辞めるわ」と言い出し、揃って退職することに。半年後、浅利は汐路の結婚パーティーで汐路の弟・渡に出会う。酔いつぶれた姿を見せてしまい、浅利のほのかな恋は始まる…

こまつ座『紙屋町さくらホテル』

紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA、2022年7月7日18時。 昭和20年(1945年)12月19日の午後、東京巣鴨プリズンと、その7か月前の同年5月15日から2日後の17日までの広島市紙屋町の紙屋町さくらホテルを舞台に展開する、…

宝塚歌劇宙組『カルト・ワイン』

東京建物Brillia HALL、2022年6月22日18時半。 シアター・ドラマシティ、7月3日16時。 21世紀初頭のニューヨーク。狂乱のヴィンテージワイン・オークション会場に華やかに登場するのは、高価なスーツに身を包んだヒスパニック系の…

氷川きよし特別公演

明治座、2022年7月2日16時。 2022年、歌手を目指している子門慧音(氷川きよし)は病気の母に変わり家計を支えるため、アルバイトに明け暮れていた。ところがある日、入院中の母親の容態が急変し、亡くなってしまう。病室で落ち込む慧音がふと顔…

『私の恋人beyond』

本多劇場、2022年7月1日19時。 時は現代。フリーターの青年・井上ユウスケ(のん)が主治医の高橋陽平(小日向文世)のもとにやってくる。ユウスケは自分と「私の恋人」の記憶を日記形式で書いてきたという。その内容は、洞窟に閉じこもっていたクロ…

ふらり、ひっそり、ひとり。旅 その1/静岡県

益田ミリ『47都道府県女ひとりで行ってみよう』(幻冬舎文庫)がおもしろくて、私も遠征や出張や旅行であちこち行ってはいますが、行ったことのない県というものもあるだろうし、何よりひとりであちこちふらふら行ってみるってのが楽しそうだよね、と思っ…